釈尊

釈尊の教えは思想

仏教には「神」と「自分」の考えはない

㊼ 釈尊は西洋的な倫理観を説かず (植木雅俊)  人間は神が作ったもので、その人間と対峙する「自然」は、人間が支配するものであるという西洋思想がいつの間にか日本社会にもまん延してしまった感じがする。だから、どんどん自然を破壊し人工物を作り続...
釈尊の教えは思想

生まれではなく、行い

㊻ 世界で最初に「平等」を説いた釈尊 『平等』は仏教から生まれた言葉  今回も、植木雅俊先生の「仏教、本当の教え」(中央新書)を中心に書いて行きたい。いまの我々日本人は、この「平等」と言う言葉を聞いても違和感なく当たり前に感じると思うが、実...
釈尊の教えは思想

死とは Ⅲ 介護

㊴ボケは当人の問題ではなく介護の問題  前稿の続きで、「死の壁」から介護と死について取り上げる。 ボケて困るのは本人ではない 【養老】「老醜うんぬんというのはあくまでも他人が見ての話で、当人の問題ではありません。講演でボケ問題について語って...
釈尊の教えは思想

死とは Ⅱ 老醜(ボケ)

㊳あともどり出来ない  前稿に続き、養老孟司先生の死の壁「終章-死と人事異動」の続きを書きたい。 老醜〔ボケ〕についての養老先生の見解 老醜とは何か 【養老】「『ボケてまで長生きしたくない』ということを言う方がいます。老醜を晒したくない、と...
釈尊の教えは思想

死とは 死の恐怖は存在しない

㊲人生の最終回答  いよいよ「死」について取り上げるが、今回は養老孟司先生の著書「死の壁」を中心に、釈尊のことばを引用しながら書いて行きたい。「死」という人生の最終回答を書くので、何回かにわたるがお付き合いいただければ幸いである。 思春期に...
釈尊の教えは思想

子育てで一番大事な事

㊱ 子育ては無意味なものに触れさせている事が大切  子育てについて、養老孟司先生へのインタビュー記事があるので紹介したい。掲載に当たっては、株式会社マイエスの安倍様から転載許可をいただいたので感謝申し上げる。イデーモンテッソーリ特別企画のタ...
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生きるとは やっぱりお釈迦様は偉い。養老孟司

㉟ 人はなぜ生きるのか? 人それぞれだが  人はなぜ生きるか。こう訊かれると、すぐにいいたくなる。そりゃ、人によって違うでしょうが。お金のため、名誉のため、権力のため。人生の動機はこれに尽きる。そう考える人もある。 それなら男女はどうなる、...
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意識とは何か 思い込んだ瞬間に脳は騙される

㉞ 意識も脳構造の単なる機能  これまで、釈尊の教えを養老孟司先生の解説から読み解いてきたが、「意識」について、もう少しわかりやすく説明して欲しいとの声をいただいたので、「意識」についておさらいを書きたい。 意識とは何か? 辞書を見ると、「...
釈尊の教えは思想

ペットロス

㉘ 養老先生がアドバイス『ペットロス』からの“唯一の脱却法” 養老孟司先生がご自身の体験と脳科学から解説します。「猫は”ものさし”」「猫のように生きる」と書いてきたが、今回はペットロスについて、脳科学の第一人者である養老先生がフムフムニュー...
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同じ「イコール(=)」は平等か?

⑪ 同じ「イコール(=)」は平等ではなく彷徨い  ここまでの拙稿をおさらいすると、2500年前に「知」の爆発が起こり世界各地に釈尊、ソクラテス、孔子など思想哲学者が登場した。それはその少し前に人類は貨幣を発明したことで、それまでの物々交換か...
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貨幣の誕生と「知」の爆発

② 2500年前に「知」の大爆発が起こる 現代人になってからまだ20万年  この地球上に最後に登場した人類は、他の動物ほど五感「眼(視覚)・耳(聴覚)・鼻(嗅覚)・舌(味覚)・身(触覚)」が優れていなかったので外敵から身を守るために洞窟で暮...
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