意識

釈尊の教えは思想

㊹ 魂説で納得していた日本人 欧米化で変貌する日本人  前稿までは、現代人は脳で考え出したモノを形にし人工物とバーチャル、つまり自然を嫌い排除した脳が化けた社会の中で暮らしていると書いた。その結果、花鳥風月に触れることもないないから五感(感...
釈尊の教えは思想

死とは Ⅱ 老醜(ボケ)

㊳あともどり出来ない  前稿に続き、養老孟司先生の死の壁「終章-死と人事異動」の続きを書きたい。 老醜〔ボケ〕についての養老先生の見解 老醜とは何か 【養老】「『ボケてまで長生きしたくない』ということを言う方がいます。老醜を晒したくない、と...
釈尊の教えは思想

死とは 死の恐怖は存在しない

㊲人生の最終回答  いよいよ「死」について取り上げるが、今回は養老孟司先生の著書「死の壁」を中心に、釈尊のことばを引用しながら書いて行きたい。「死」という人生の最終回答を書くので、何回かにわたるがお付き合いいただければ幸いである。 思春期に...
釈尊の教えは思想

意識とは何か 思い込んだ瞬間に脳は騙される

㉞ 意識も脳構造の単なる機能  これまで、釈尊の教えを養老孟司先生の解説から読み解いてきたが、「意識」について、もう少しわかりやすく説明して欲しいとの声をいただいたので、「意識」についておさらいを書きたい。 意識とは何か? 辞書を見ると、「...
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5歳に起こる「交換」 失敗すると自己中の大人になる

㉛ 「同じ」=「交換」=「相手の立場に立つ」  気が付いていない、五歳時の脳の変化 拙稿は「貨幣の誕生と「知」の爆発」からスタートした。人類も動物も「意識」と「感覚(五感)」の生き物だが、人類の方が動物ほど「感覚(五感)」が優れてないから、...
釈尊の教えは思想

アート(芸術)は生活ストレスの解毒剤

㉚ 「世界に一つだけの花」がヒットする当然でない社会  前拙稿は「28.意味づけする現代人」として、何に関しても人生にまでも「意味づけ」する現代人に養老先生は警鐘を鳴らされていることを書いた。その中で、「世界に一つだけの花」は当然をわざわざ...
釈尊の教えは思想

幸福を願えば不幸になる?

㉓ 幸せになりたい=今の自分は惨めで不幸だ  これまで、「人間はどう生きるべきか」を釈尊の教えを集めた原始仏典をもとに中村元先生の解説と関連する養老孟司先生の言葉や動画を引用し書いてきたが、その根底にあるものは、この世界で、”人として、たも...
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仏教誕生-世の中の変化に対応した新思想

④ 金がモノを言う世の中に新思想(従来のアンチ思想)が次々と誕生  洞窟で暮らし他の動植物たちと同じく自然界の法則の下で暮らして来た人類も2500年前に脳で創造した貨幣を誕生させてからは、脳で創造する世界が全てであり金があればなんでも支配で...
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貨幣経済がはじまる-ネコに小判

③ 等価交換-ネコに小判 イコール(同じ)の理解が等価交換を生む  貨幣が誕生してからは、金がモノを言う時代、つまり現代社会の構図となんら変わらないことを考えると、この貨幣誕生がその後の人間の生き方を変えたことなる。脳で創造した社会(脳化社...
釈尊の教えは思想

貨幣の誕生と「知」の爆発

② 2500年前に「知」の大爆発が起こる 現代人になってからまだ20万年  この地球上に最後に登場した人類は、他の動物ほど五感「眼(視覚)・耳(聴覚)・鼻(嗅覚)・舌(味覚)・身(触覚)」が優れていなかったので外敵から身を守るために洞窟で暮...
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